シリコン?ノンシリコン?
トリートメントを語る時によく比較されるのが、
「シリコン?ノンシリコン?」
という考え方。
結論から言うと、ほとんどの場合シリコン系は必要。
その理由を説明します。
髪はご存じの通り、内部に各種アミノ酸をはじめとする保湿成分を持ち、タンパク質が繊維状に束ねられて髪の強さを作っている。
ずいぶんと簡単に説明したが、それら内部の構造をコーティングして外界からのウェザリング(紫外線や風、雨などの要因)や化学的ダメージ(カラーやパーマ)を防いでいるのがキューティクル層だ。
キューティクルは髪の内部のアミノ酸の流失や外からの熱、ブラッシング、薬品などによる損傷から守っている。
ダメージ毛とは、まずこのキューティクルが損傷し、欠落する現象だ。
髪の内部補修をしたい、というケースでは、ほぼキューティクル層がかなり損傷している状態である場合がほとんど。(キューティクル損傷なしに、髪の内部構造が傷つくことはあり得ない)
では、そのキューティクルを再生させるのに、
いま一番適している成分はどれか。
それがシリコン。
(フッ素系という選択もあるが、これは撥水性がありすぎて製造が困難。現段階では一般的ではない。また、キトサンというものもあるが、シリコンに比べるとやはり高価な上、滑り感ではシリコンに負ける。そもそも、糖の構造を持ち保湿性や静菌性もあるのでちょっと性質が違う。)
健康なキューティクルのように指通りをさらさらにして、外部ダメージ(温度・紫外線・水・物理的・化学的ダメージ)から守り、髪内部のアミノ酸を基とする構成要素の流失を防ぐ。
特性として、オイル状でありながら使用感が非常にさらさらであることから化粧品配合に適していて、原料は地球上に山ほどある。
つまり安価に大量に生産可能。
人体に毒性が皆無。それ自体が化学変化を通常全く起こさないために。
樹木にも果物にも、人の肌も必ず「皮」があり、内部を守る構造は同じだ。
ネイルをやる人なら最後にトップコートをつけるのはご存じかと思うが、あれも「皮」を作って守るのです。
怪我をして皮膚を損傷すれば、絆創膏を貼るとか包帯で巻くとかするのが普通だし、そうすべきなのは誰でもわかる。
では、なぜノンシリコンという発想が出てきたのか。
それは、ノンシリコンの商品を売りたい人がどこかにいたのだろう、と考えるとわかりやすい。
ノンシリコンの商品を売りたい人は、シリコンを使うことでどれだけデメリットがあるかをより効果的な方法で伝えるでしょう。
例えば、肌呼吸ができないとか、クセになるとか、人工物とか、髪を乾燥させるとか。
一説では、
〜を使うと肌(髪)によくない、というネガティブ情報は、
〜を使うと肌(髪)によいというポジティブ情報の10倍の勢いで広がっていくそうです。
それが正しい情報かどうかは検証もされずに。
→シリコン?ノンシリコン?part2
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